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じゃんす的北京好日子 東京編

じゃんす的北京好日子 東京編

通訳翻訳に役立つ本


不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か

カリスマ通訳の米原万里が通訳者としての経験談を語っています。
通訳者の方、通訳者を志している方、プロではないが仕事でよく通訳をやらされる方、にはぜひ読んで欲しい本です。

私も仕事でたまに通訳をやらなければならないことがあります。やるたびに実力不足を実感しますし、どう通訳すべきか色々悩むこともあります。

この本はその悩みに対する答えやヒント、事例などを教えてくれます。
一字一句正確に訳すが分かりにくい通訳、意訳であるが分かり易い通訳、果たしてどちらがいいのかと考えることがあります(結局TPOで使い分けるべきなのですが)。

本書でこのような一節がありました。
米原さんが宇宙飛行士候補の健康診断の通訳を担当したときのエピソードです。


「Oさんの陰嚢の鞘膜腔を触診した結果、腫瘍らしいシコリが。。」

と通訳した内容を電話口の日本人に伝えるのですが、なかなか伝わらない。

そこで、米原さんは意を決して
「えーとですね、Oさんのキンタマのシワをですね。。」

と言ったらスンナリ通じたそうです。

爆笑モノのエピソードですね。


筆者はロシア語通訳者なので、英語以外の言語を学習している方が読むとさらにおもしろいかもしれません。



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